前回の続き。
業種を問わずそこそこお洒落な店は、
大抵色温度の低い照明を使い
温かみのある雰囲気を出しているのに、
写真屋の店内は(ウチを含め)蛍光灯が多い。
コイツが以前の私には全く理解できなかった。
小売・サービスのくせに?あの白っちゃけた冷たい雰囲気が、
どうしても許せなかったのである。
でもこれは、印刷会社なんかと同じく色評価用に
5000K(ケルビン)の蛍光灯なのかなと、
今では推測ができるのだ。
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一般的に印刷会社などでの色評価の環境は
5000K、ガンマ1.8となっている。
一応それに合わせているのか、
ウチの店にも色温度5000Kの蛍光灯がついている。
最近知ったのだが、親父に聞くと「ずっと前からな」とのこと。
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ところで、
今回、新規のお客が来たのを機に、
デジタル周りのことを私なりに色々書いてみた。
当然私による文章であることに違いないのだが、
今章で述べてきたことは須らく、
親父の言ったことやってきたことに私自身の浅知識を加え
編集したものである。
ナニを言いたいのかというと、
親父はここ数年の仕事を通じてここで書いてきたことを、
かなりいい加減ではあるが、既に概ね実践していたことになる。
一方私自身は、あっちこっち出向いて得てきた知識で
デジタル音痴の親父を指南してやるつもりでいい気になっていたが逆に、
日々の業務の裏づけを取るような格好となった。
例えばラボに行った時、
「○○サンさー(親父のこと)、プリントA2以上に伸ばすんなら
解像度は絶対200以下にしといてくださいよ、イヤ150でもいいくらいだな」
とか言われたことがあるらしい。
無知であるが故ワケ解からぬまま受け入れ、そう理解していた。
が、それはなぜこうこうこんな理由でと後から親父に説明してやったのは、
最近知識を得て調子コイていたこの私である。
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別にウチの親父を賞賛したいのではない。
ただ、
歳とってるからとか貧乏だからとか学歴がないからとか
時間がないとか家族から反対されてるからとか
才能がないとか自分には向いていないとか、
所詮そんなことは、
上級レベルにチャレンジできない理由になんかならないし
理由にしてもいけない。
そんなことを今更ながら感じたのだ。
勿論そんなこと誰だって解かっている。
解かっっちゃいるがそうするヤツとそうしないヤツがいる。
そうするヤツってのは
自己実現願望の極めて強いヤツ、
「喰うか首つるか」状態のヤツどちらかだろう
(勿論ウチは99%後者)。
学校も満足に行けずほぼ丁稚みたく写真屋で修行し始めた、
このアタマの悪いとっつぁんは活字が大の苦手だ。
さらにそれが小難しい用語や横文字だと
目や胃や頭が痛くなりそうだという。
さらに、
我が家が裕福でないのは自分のデキが悪いせいだと、
自分を責めることがある。
そんな親父でもそこそこ業界標準にキャッチアップし
お客にデジタル指南できようになったのは、
商売の傍ら大凡難攻不落と思しき最新デジタル情報と
ストレスに耐えつつ向き合い、
毎月のカメラ雑誌他関連書籍なんかと
ここ数年毎晩格闘してきた賜物である。
誰だってやればデキるのだ。
以前このブログ内で、
「犯人(欠点)探しは、やりすぎても意味が無い」
みたいな事を書いたことがある。
今回に関しては私自身が「業界標準との格差補正」よろしく、
その「欠点探し」に走ってしまっていたのかもしれない。
学びに終わりはないが、欠点探しにも終わりはなさそうだ。
言い出したらキリがないな。
やってて解かったよ。
(
次号に続く:長くなっちゃったので2回に分けます・明日更新します)
Posted by bakashatokyo68 at 00:41
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エッセイ・得意先とのこと