2008年03月07日

やはり写真屋としては無視できない2、3の事柄(第5回)

雪の浅草
前回の続き。

家にある普通のA4インクジェットプリンタで
たまにまともに写真プリントしたりすると、
思いの外インクの減りが速くてビックリすることがある。
印刷してんだから減るの当然なんだけど、
なんだかなー・・・。

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さて、

ハイアマでデジタルどんとこいの人も
プリンタとモニタ色合わせのあたりがネックとなっている、
           ↓
またフォトショップなどのソフトを所有していたとしても、
専門業者並みに扱えるわけではない、
           ↓
そんな人がたとえ自宅で完結できる状態であっても
自分の思い通りにプリントできないので、
画像の最終調整含め業者に任せる場合が少なくない・・・、

という人がたまたま、
私の周りには多かったのだ。

それがこの章において私が
「さほどみんな自宅でプリントしてないかも」
という理屈を捏ねた一つ目の理由である。

業者であるウチだって
デジタルとの格闘は現在進行形である。
一般化された普遍的理論・技術もあろうが、
新製品が改良されてどんどん出てくるワケで、
「もう解かった、もう身に付けたからおしまい」
ということにはならない。
得手不得手関係なく、四六時中扱うウチら業者も
日々勉強せざるを得ないのだから、
若者ならともかく親父と同世代のアマチュアが、
日中の仕事や家事の合間をぬって、
それらを身に付け使いこなそうとするのは、
結構大変なことなのかもしれない。

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じゃ2つ目の理由(この号参照)、
「意外と金がかかる」について。

冒頭に書いたように私の体験でもあるから
幾らか説明はラクである。

A4サイズくらいまでの
安価で性能のいいプリンタ(複合機)が
ほんとうにたくさんある。
少なくとも私の周りではPC所有者の
インクジェットプリンタ所有率100%である。

ワードやエクセル、WEBページやカラーコピーの替わり等、
結構使っているわけだけど、
たまにまともに写真L判で何十枚かプリントしたりすると
その後まもなくインク残量が底近くを示し、
「なんだもうカートリッジ買いに行かなきゃいけねえのかよー」
となる。A4でやろうもんならかなりヤバい。
だが別に損しているわけでもないし、
印刷してんだからインク減るのは当然である。
メーカーさんの言うように「1枚あたり○○円」てな具合に、
効率悪いワケじゃない。んなことは分っている。
でもやはりあの、
「なんだもう〜買いに行かなきゃいけねえのかよー」が、
気分的にとても嫌なのだ。

そうおもって私の周り何人かに問うたところ、
ほぼ全員に「そうだそうだ」と、妙に同調してもらえたのだ。

プリンタを日常諸作業用と写真用とで、
別に用意するテもあるが、
別途購入する金はあったとしても場所喰うから嫌だとか、
そんなカンジじゃないかな。
まあそこまでするような人は
最初から自家プリントすることにかなり前向きな人だろうし、
インク代かさむことに文句言うこともあるまい。

ウチの店の場合、
仕事にもほとんど民生機を使用しているので、
一般の方と購入するものはほぼ一緒である。
だが恐らくインクの消費量・購入量ときたら、
その比ではないとおもう。
でもそれが仕事なわけだし店の金なので、
全然OKなのだ。

じゃ皆どうするのかというと、
写真プリントしたい時だけ
写真屋窓口や店頭受付機なんかで用を足し、
自宅のプリンタはインクの消耗を避け普段使いに備える、
ということである。

家での写真プリントのお陰で
すぐカートリッジ買いに行くハメになるよりは、
欲しい時にその分だけに金を払う。
その方が「損した感」みたいなのが少ないということか。

だから正確に言えば「意外と金がかかる」のではなく、
「なんだか金が余計にかかっているような気がする」
と言うべきか。

この「心理的負担感」とでも言ったらいいのかな、
結構厄介なもんだよね。

ついでにさらに話を聞き進めていくと、
こちらでもやはり自力でのプリントが「面倒だ」
という意見も多く聞かれた。
PCで見たものと同じ仕上がりにならない〜
(不本意なトリミングがされてしまう、モニタと色味が違う等)
あるいはプリントソフト自体がうまく扱えないなどで
自力での出力を億劫に感じてしまう。
で、必要な時にお店に世話になるのである。

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デジカメユーザーもフイルム派も、
プリントには未だにどっかしらのお店に行っている、
そんな印象を持ったワケさ。

それにしてもこういう、
一般消費者の「怠惰への欲求」(←語弊があるかな)は
技術革新が進むことで、解消されるどころか
ますます怠惰な欲求を強めているようにもおもえる。
始終コトに関わる業者の立場では
「そのくらい自分でやれよー」というレベルのことでも、
みんなナントカして欲しいとおもっているみたいだ。
その辺の感覚が業者と消費者ではずれがちだから
注意しないとね。
誰だってこの両者の面を持っているのだし。

それにしても不思議だ。
道具の方は年々性能アップ、
カンタンで分りやすく、安価で低ランニングコスト、
どんどん賢く便利になっているのにね。

お世話する人もされる人も、
本当なら減っていかなきゃ変だよね。

次号に続く。

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