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最後の一組は、
あるグラフィック系事務所から
レタッチャー、アートディレクター両氏である。
巨大企業などがクライアントとなるような
立派なところである。
話の全体としては、
『デジタル・バックグラウンド』という概念が
紹介されていた。
物凄い乱暴な説明になるが、
ようするに人物撮影の場合、
被写体と背景とを別々撮影し後から合成するというのを、
デジタルの時代なのだから
もっと積極的にやっていこう、ということだ。
以前の回で書いた
「グレーバック撮影を推奨」していたというのは、
この方々のことである。
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さて、
この話をどう膨らまそうかと
薄い記憶を穿り返してはみるが、
仕方作法や苦労話などもあったが、、
結局レタッチの話といってもいいのかもしれない。
私自身としては、
PC上の作業であればすぐに実践できるワケだから、
「すぐ使えるいいネタないかな」という気分で見てはいた。
で実際に「お、これは使える!」という小ネタもあったが、
解説(作業)が速かったしほとんど記憶にない。
そのかわり、
ヘンなところを覚えている。
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こんな優れた彼らでも、
かつては一画像での『切り抜き』に相当苦労していた、
と言う話。
ここで提唱していたやり方(グレーバック)や技術の進歩のお陰で
だいぶラクにはなったとのことだが、
かつては一つの切り抜きにひどい時では
スタッフ皆で一日がかりで作業したとか。
ほんの数秒で終わってしまった話だが、
「その辺はウチなんかとたいして変わらねえな」と、
ちょっとニヤけてしまった。
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覚えていることもう一つ。
この講義の際にもホスト役の方
(提供企業の方;某カメラメーカー)がお一人いたが、
その3人で写真館の話になった時のこと。
この若いレタッチャー氏が
我が子の七五三の撮影どうしたかという話になった。
色々悩んだらしいが、
たまたまこの方の奥様が
「知り合いに子ども扱いのうまい写真屋がいる」
ということでそこにした、
という話。
彼等のような人でも街の写真屋に行くのかと、
ちょっと以外だった。
というのも、こういう業界の人等は
大手大スタジオをはじめ写真家事務所とか広告代理店とか
雑誌社とか大企業とか色々繋がりがあるのだから、
七五三みたいな個人的な撮影なんかも
その伝でやってしまうのかなと、
勝手に想像していたから。
それから、
彼等のような日本のクリエイティブ最先端の人等が、
ウチら街の写真屋のクオリティに満足いくはずがない、
という思い込みがあったから。
そんな私の偏見のお陰で、
この彼が(恐らく)フツウの七五三写真を
街の写真屋で撮ったというのが、
なんだか以外に感じていたのだ。
でもよく考えてみれば、
いくら知り合いだからといって
都内大スタジオなんかが「友達割引」みたいにして
気軽に貸してくれたり売れっ子カメラマンが
時間を融通してくれるとは考えにくい。
なぜなら彼等も食うのに必死だろうし、
そういう場所に一度でも行ったことがあれば、
そんな気軽で大雑把な世界でないことが
すぐに解かる。
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覚えていること最後は、
この事務所の社長(この場には不在)からの
写真館(全国の、あるいは業界)に向けてのメッセージってのが
が読み上げられたのだが、
その中の一節。
『(写真館に)どうして客が来てくれるかその理由より、
どうして来てくれなくなったのか、
その理由を考える方が重要ではないか』
もうかなり前のことで文言が正確でないかもしれないが、
そういうようなことを言っていた。
たぶんそうなんだろう。
恐らく多くの写真屋に当てはまることなのだろう。
この方の仰ったことは、
これはこれで正しいよな、
一応そう考えていた。
だが、
ウチはこれと逆のパターンだなと
すぐに気づいた。
『お客が来てくれなくなった理由』を探すよりも、
『それでも来てくれる客』を相手にしていただけ。
ウチもかつては客が来なくなったことを
子供みたいにふて腐れていただけだし、
そもそもアタマも悪いし分析など出来なかった。
だから、
ヒモジイのもガマンしながら
実際に来てくれて要望をぶつけてくれる客に、
商売を合わせていっただけだ。
デジタル化もその一環であり、
なにも積極的にやりたかったことではなかった。
じゃ具体的にどんなこと、というのは
これまで当ブログにて色々書いてきたので割愛するが、
そうこうしているうちに、
結果的に商売がなんとか持ち直した、
というわけである。
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また長くなりそうなので
まとめは次回に。
*補遺
今月15日から17日まで(三社祭と同じ日程!)、
実はある写真関連イベントに参加しており、
本年初頭よりその準備に追われておりました。
これも単なる言い訳にしかなりませんが、
日中の仕事の忙しさも加わり更新が疎かになりました。
今後は気分も一新、
本文のみならず澱みない更新にも精進いたしますので、
どうか宜しくお願いします。
次号に続く。
Posted by bakashatokyo68 at 21:22
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エッセイ・仕入先とのこと