2015年08月27日

ブログ7周年記念〜戦略的写真屋とは何か(第27回・最終回特別編其の5)

下船直後の前浜港にて:東京都高津島村


前回の続き。

かなり久々の投稿である。
毎度のことだが
この仰々しいタイトルにたいした意味はない。

前回、
「問屋不要論」「卸業者不要論」
あるいは
「中間業者を省けば価格は下げられる」という説が、
基本的には間違いであるという
暴論を書いてみたところである。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

大まかに以下のようにまとめられよう。


.ぅ鵐侫譴覆鵑を考えてみると・・・
 取引数激増による社会レベルでの非効率化が
 私たちに何をもたらすのか
  

⊆分に都合のいい場所・時間・数量で
 モノを入手できることのありがたみ


6睛撒ヾ悗箸靴討量魍笋魏未燭甲羇峩伴


´↓となっているが、
3種独立した問題というより
,まず重要であって,鮴睫世垢譴
自ずと↓はそれに包含される
というカンジである。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まず,ら。
前回で書いたことと少し重複するが。


数年前までデフレがどうのと騒いでいたのに、
最近はインフレがヤバいとか何とか言い出している。
インフレの定義って貨幣の価値が下がることを指すが、
希少性が増したり数量が減ったり何らかの理由で
モノ手に入れにくくなったりすると、
一般的に価格は上がる。
とりあえずこの程度の理解でよかろう。

でもって最近、
「ハイパーインフレ」が起こるとかいう話も多くなったが、
そいつが将来日本で起こるかどうかについて、
ハイパーなやつについては私は「ない」と考えている。

これも他人の受け売りになるが、
かなり強引な説明だが要するに
日本のような経済大国では、
アフリカの小国のような絶対的モノ不足にはなりにくいからだ。
言うまでもなく日本は海外から色々調達できるし、
生産能力もある。
ようするに総合的国力で、
ヤバい時でも
なんとかなってしまうということなんだろう。

当然そのような国は世界経済に対しても
大きな影響力を持っている。
東北の震災の時、
日本国内だけでなく
海外の生産活動にまで影響が出たのは、
その証左といえよう。

その結果、
わが国もかなり一時的に物不足に陥った。

そんな時「買いだめ騒動」がよく起こる。
懐かしいのはオイルショックや
平成の米騒動、
もちろん東日本大震災後の一部食品、
記憶に新しいのは
昨年春の増税直前だ。

モノの値段がどうなったか覚えているだろうか。

ただあんなのハイパーでもなんでもないがな。

ようするに
手に入れ難いと
モノの値段(価値)は高くなる
という前提をまずは理解しておきたい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

冒頭にて
「取引数激増」と書いたが、
まず下図をご覧いただきたい。

中間業者1


子供の落書きのようで恐縮だが、
上段がメーカー10社、
下段が小売業者10社という意味である。

ここでは分かりやすくするために
メーカー1社が製品1点のみを提供して、
小売業者が上段メーカー10社のみから仕入れをすると、
話を単純化しておく。

あらためてご覧いただこう。

中間業者2


ここで見る限りでは、
小売業者1はフル品揃えを目指すならば
上段10社「すべて」から取引せねばならない。

反対に上段のメーカー1は、
下段の小売1〜10全店で売ってもらうためには、
10店「すべて」と取引する必要がある。

中間業者3


これを図中の全業者が同様の取引をすれば、
この内での総取引数は10社×10店で
「100」である。

しかし、
図のように問屋、卸業者を2つ加えてみると、
メーカー、小売共に取引は
その問屋、卸の2社とだけすればよいことになる。

中間業者4

つまり、
メーカ10社×問屋2社=「20」

さらに、
小売業者10社×問屋2社=「20」

中間業者5


計「40」の取引数で済むのだ。


「取引の数が増えたって俺らには関係ないじゃん」
と思うかもしれない。
でも、
実際に商売やってみて2箇所から仕入れるのと
商品数の分だけメーカー全社から仕入れるのと、
どっちがラクかな。
卸す側だって、
ちまちまやるよりある程度まとまった数で
数箇所と取引したほうがラクだろう。

そういった手間は、
余計な雇用や物財の投入などで費用がかさみ、
結局値段に転化せざるを得ないだろう。

ゆえに、
中間業者が全く存在しないと、
モノの値段が下がるどころか
逆に上昇すると考えるところである。


もちろんこれらは
極端に単純化したモデルであって、
すべてがこうなるというのではない。
ただ、
中間に立つ業者が、
モノの値段を上げるだけの存在なんかじゃないということを、
少しでも分かってほしかったんである。


次号に続く。

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